国内の金現物価格32年ぶり高値

 11日の日本国内の金現物価格が高騰を見せている。

 田中貴金属工業の店頭での金現物価格が、前日比109円高の1グラム=5067円(消費税込、午後4時)となった。1980年9月以来32年4カ月ぶりの高値だという。また、先物でも、東京工業品取引所の金先物は、同105円高の1グラム=4820円まで上昇。1982年の上場来高値を記録した。

 80年は、第2次オイルショックの影響が高騰の理由だとされている。今回は、外国為替市場で円がドルなどに対して安くなっていることで、国内価格に反映されている形だ。また、自民党政権による2%物価上昇目標に対しての投資家のインフレヘッジという側面もある。

 11日のNY商品取引所の金先物価格は、1オンス=1660.6ドルとなっている。


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