サーファーと釣り師が投資で火花散らす

キャリアは5歳若いアックマン氏の方が上


ダニエル・ローブ氏(左上)
 ローブ氏はUCバークレーからコロンビア大に編入。卒業後はPE大手ウォーバーグに勤務。故ボブ・マーリーらレゲエでも知られる、アイランドレコードの事業に実際に携わる。

 そのため投資運用業界では珍しくアーティストとの交流関係が広い理由がここにある。その後はウォール街に戻り、シティグループ、ジェフリーズで務め、独立の年齢としては遅く、それは40歳となった2001年の時だった。

 ローブ氏が苦労している頃、アックマン氏はハーバード大で優秀成績者に送られるマグナ・カム・ロードを受け、ハーバードビジネススクールでMBAを取得というエリート街道を走っていた。

 26歳となった92年には、大学の友人と運用会社を立ち上げる。年齢こそ5歳若いものの、キャリアではアックマン氏の方が長いことになる。

 この運用会社にはセス・クレイマン氏、マイケル・スタインハルト氏ら大御所も投資していたというくらいだ。

 ただ、ゴルフ場投資で失敗し、一度店じまいしたことが唯一の汚点だろうか。すぐに現在のパーシングスクエアを2004年に立ち上げ現在にいたる。

 片やサーファー、片や釣り師。運用会社立ち上げの際には、その趣味が大きく影響している。

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