ソニーライフ・エイゴン生命保険は各国現役世代のリタイア準備についての調査結果をまとめ、日本は調査対象国10カ国中最下位だった。指数は平均が5.2に対して、日本は4.6だった。また、準備不足の人の平均像としては、日本に住む35歳未満の独身女性となった。
調査対象国は日本、フランス、ドイツ、ハンガリー、ポーランド、スペイン、スウェーデン、オランダ、英国、米国の10カ国。各国とも現役世代勤労者900人、退職者100人の合計1000人。
準備度指数は独5.9、米5.6、蘭5.6、英5.3、スウェーデン5.1、仏5.1、スペイン5.0、ポーランド5.0、ハンガリー4.8、日本4.6
準備が十分な人の平均像としては、北欧、北米に住む45歳以上の大卒男性(既婚者)。一方で、南欧、東欧、日本に居住し、35歳未満の大卒未満の女性(未婚者)となった。
平均的な意識と日本人の意識を比較すると次のようになる。
・退職後も働く意思がある人は全体で59%、日本は67%。
・退職年齢の引き上げに賛成の割合は全体で51%、日本は77%。
・退職のために貯蓄が必要と思う割合は全体で71%、日本は86%。
・実際に退職のために貯蓄しているのは全体で25%、日本は10%。
生涯現役で働くこうとする意思がありながらも、貯蓄する意欲はあるものの、実際にはあまり備えるための行動を起こしていないということが特徴としてありそうだ。