年収3000万円はハイリスク・ハイリターンの結果
事業を経営するということは「完全歩合制」の仕事をしているのと同じです。売上を上げて、利益を上げれば、年収は上がります。大きな売上、大きな利益で、年収も3000万円を超えます。
その反面、リスクも高いです。そもそも生き残れる確率が低いです。また、借金して事業を始めている場合、失敗すると、借金が残ったまま廃業・倒産になります。破産するか、別の仕事をして借金を返済することになります。
このようなハイリスクを背負ってスタートして、成功すれば、年収3000万円。若くしてスタートすれば、30代で年収3000万円というわけです。ざっくり言うと、そうなっています。
もし、あなたが独立起業をしていて、経営者・個人事業主であれば、話は簡単です。努力して、売上アップして、利益アップさせれば、年収アップで、規模次第で年収3000万円になります。当然です。それは「完全歩合制」のシステムの上にいるからです。
今、サラリーマンをしている人が知っておくべきこと
ただ、もし、あなたが今、サラリーマンをしているとすれば、どうすればいいでしょうか?
大切なひとつのことを常に意識して仕事をしていくことが重要です。その大切なひとつのこととは「会社に利益をもたらす人になること」です。
実はこの「会社に利益をもたらす人になること」という考え方は、私が30代で年収3000万円を実現した111人の直接取材からわかった明らかな共通点のひとつだからです。
もちろん、意識的な人もいれば、無意識的にそうしている人もいました。ただ、会社に利益貢献するという意識は共通しているようです。
では、なぜ、この「会社に利益をもたらす人になること」が大切なのでしょうか? それは、企業は営利団体だからです。営利団体だから、利益を求めています。
一方で、人件費は基本的にコストです。利益に貢献しない人員の給与は上げたくありません。給与を上げるなら、利益を増やす貢献をした人員だけにしたいものです。もし、あなたが企業なら、そう思うでしょう。