自分が会社に利益をもたらしているかどうか判断する方法
ここで、会社に利益をもたらしているかどうかを判断することのできる指標があります。その指標は以下のものです。
その人の生産性評価=(粗利益額/その社員の給与)
※粗利益は売上高から原価を差し引いたもの
たとえば、ある営業マンが売上4000万円で粗利益額が1500万円だとします。その営業マンの給与が500万円だとすると、答えは3倍になります。
指標としては、その数字が3倍以上なら優秀な人です。会社はずっといてほしいと思っています。2倍強から3倍未満は普通です。会社はそこそこいてほしいと思っています。2倍以下はダメ社員です。会社はクビにしたいと思っています。
もちろん、営業がわかりやすいですが、商品開発や内部管理の仕事では計測しづらいです。その場合は、全社の粗利益額を社員数で割って、一人当たり粗利益を計算して、それをベースに判断するといいです。
それで、結局は会社としては、たくさんの「会社に利益をもたらす人」を抱えて、利益をたくさん上げたいと考えています。
ですから、「会社に利益をもたらす人になること」は会社の望む従業員像でもあるのです。