スイス在住の金融会社役員の男性(51)夫婦が一時帰国し昨年末から行方が分からなくなっていることがわかった。警察は事件に巻き込まれた可能性があると見て捜査を開始した。自身のフェイスブックには「仕事の問題を解決しないと。明日がヤマ場」との書き込みがあるなど、気になる書き込みがある。
男性は国内で東京・中央区にマンションを保有し、昨年末に栃木県日光市に招待されたまま、行方不明になっている。
関係者によると、リヒテンシュタインに設立した投資運用会社の役員で、日本の地方の不動産などに投資を行うファンドを組成するなどしていたという。
スイスと日本を行き来しており、この男性のフェイスブックには東日本大震災直後の2011年3月には「投資プラン決定」と書き込み、「今世紀最大のチャンス」とも語っていた。
しかし、同年10月には「仕事の問題を解決しないと。明日がヤマ場」との書き込みがあり、事件と仕事との関係も気になるところだ。
同ファンドは公式HPによると、リーマンショックが起きた2008年には、総資産額を減らしている模様だ。