30日の東京株式市場の日経平均株価は、前日比247.23円高の1万1113.95円で取引を終えた。終値での1万1000円台の回復は、2010年4月以来。
東京外国為替市場で、1ドル=91円台まで円安が進行したこともあり、輸出関連銘柄だけでなく、内需関連銘柄にも買いが集まり、後場に入ってからはほぼ全面高の展開となった。東証1部の値上がり銘柄は8割を超えた。
資金の移動も盛んに行われており、活況を呈していたバイオ関連が一転して利益確定売りに押され、その資金の一部は内需銘柄にシフトしているようだ。
不動産銘柄が買われ、JREIT指数も1200ポイントを回復した。