竹中工務店社長交代、400年の歴史で初の「外様」

 大手ゼネコン竹中工務店は31日、竹中統一社長が会長に就任し、宮下正裕副社長が社長に昇格する人事を発表した。同社400年の歴史の中で創業家以外から社長が出るのは初めてとなる。3月28日付。

 社長交代は1980年以来で、竹中家以外からは初のこと。ただし、竹中社長は会長であるとともに最高経営責任者(CEO)として残る。

 竹中は民間の大型工事が中心で、破格の値段での受注もいとわないと言われてきたが、業界を取り巻く環境が厳しく採算性が悪化しており、創業家以外からの登用は時間の問題とも見られていた。

 宮下氏は、入社以来おもに開発部門を中心に歩み、昨年3月から副社長だった。

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