ハーバード大学は、学内の試験で起きた大量のカンニング事件で、学生の大半を退学処分にする方針を決めたことが1日、ボストンドットコムの報道でわかった。
学生279人に嫌疑がかけられていたが、そのうちの125人が退学になったことが、理事会から該当する学生に伝えられたのだという。また、残りの約半数は停学など何らかの処分を科されるという。
これは、試験は今年5月3日に行われたもので、回答には類似点があまりにも多く、不自然な一致が多く見られたという。大学は調査委員会を立ち上げて、調査を行ってきた。
世界屈指の大学が舞台となった前代未聞の不祥事は、多くの学生が大学を去るという後味の悪い幕引きとなりそうだ。
大学側はまだ、正式な調査結果を公表していない。