無免許運転などで道路交通法違反で有罪となった広島県議の正木篤氏のリコールを問う住民投票が3日行われ、有効票が多数を占めてリコールが成立した。リコール成立は異例のこと。
リコール成立に向けては、4万1000票数以上が必要とされたために不成立との見方が強かったが、賛成票が4万5812票集まり、反対票1969票を上回った。
正木氏は2003年に免許取り消し処分となっていたが、一昨年に無免許運転していたところを現行犯逮捕され有罪判決を受けていた。また、県議会から2度の辞職勧告を受けていたにもかかわらず、それを拒否していた。
リコール運動の前には住民団体が5万人以上の署名を集めていた。解職投票で有効投票の過半数の同意があれば成立する。