競馬の所得を確定申告しなかったとして、所得税法違反の罪に問われた大阪市の会社員男性(39)に対する、論告求刑公判が7日大阪地裁で行われ、検察側は懲役1年を求刑した。
男性は3年間にわたって、純利益としては約1億4000万円を得ていたものの、脱税額は約5億7000万円とされている。
3年間で回転売買を行い、馬券購入費用は累計で28億円以上となっている。払い戻し資金の総額は約30億円となっていた。
ただし、国税庁の解釈を巡って、また、男性が一生かかっても支払いできない約10億円という金額を請求されるなど、社会的な反響も大きく注目されている刑事事件。
◆これまでの経過