ウイルスセキュリティーソフト大手マカフィーは、「2013年度版 恋愛、人間関係、テクノロジーに関する調査」を発表し、60%が元恋人から情報を漏らすと脅されており、また、50%以上が別れた相手をオンライン上でストーカーした経験があることがわかった。
この調査は米国の18~54歳の成人計1182人に対して行い、恋人と個人情報を共有することのリスクを検証し、別れた後、インターネット上にプライバシーを漏えいされてしまうケースの原因を明らかにしている。
米国人の94%が恋人に共有した自分の情報や露出の高い写真が安全だと確信しているが、一方で、成人の13%が、本人に無断でプライベートなコンテンツを他人に公開された経験があることが判明した。
さらに、恋人と別れた人の10人に1人が、元恋人のわいせつな写真をインターネット上に公開すると脅した経験がある。こうした脅迫のうち約60%は実行に移されてもいる。
◆元恋人の個人情報を漏えいするきっかけは、以下の通り。
嘘をつかれた(45%)
浮気された(41%)
別れた(27%)
結婚をキャンセルされた(14%)
他の人と一緒に写っている写真が(SNS等に)掲載されていた(13%)
その他(13%)
また、オンラインストーカーの例もあり、恋人のパスワードを入手した人の大多数は、相手の電子メール、銀行口座、ソーシャルメディアのページをのぞき見してチェックしていることが判明した。
調査対象者の56%以上が、大切な人のソーシャルメディアページや銀行口座をチェックしたことを認め、約半数の49%が、恋人の電子メールを調べるためにログインしたことを認めている。
フェイスブック、ツイッター上で追跡していると回答したのは、女性が37%、男性が46%だった。