今週の週刊経済誌ランキング1位は「週刊東洋経済」。特集内容は「シェール革命で日本は激変する」で、米国経済復活の最大の切り札とされており、これによって日本が受けると思われる大きな影響について触れられている。
◆1位 週刊東洋経済 シェール革命で日本は激変する
1月22日号の週刊エコノミストでも「シェール革命の衝撃」として、塗りかわる軍事バランスやマネーフロー、米国復権のシナリオなど多角的な分析を行なっていた。これに対して「週刊東洋経済」は、高揚感に包まれる米国採掘現地の取材も交え、それらをさらに深堀りし
てレポートしてくれる。
シェールガス・オイルは、シェール層といわれる地下数千メートルのナノレベルの岩盤の隙間に気体や液体で存在する。ほんの数年前まで、採掘は「不可能」と言われていた。それが、米国の中小企業が開発した水平掘りや水圧破砕技術によって採掘可能となり、エネルギー事情を激変させるインパクトをもつ存在に上り詰めた。
◆2位 週刊ダイヤモンド 売れる仕組み 集客の秘密
最新のマーケティング術、最新の「売るための仕掛け」を一挙に紹介する企画。サブタイトルには「『よいもの』だけではダメ。『よい仕組み』を作って売る!」とある。「仕組み」のところが肝要だ。知っている人にはすでに古い手法もあるかもしれないが…。
◆3位 日経ビジネス インフラ クライシス
1960年代の高度成長期に建設された橋や道路、トンネルなど、インフラの老朽化は急ピッチで進行している。笹子トンネルの事故も起こった。都内の主要道路の地下も、実は空洞だらけだという調査もある。
◆4位 週刊エコノミスト 円安加速
加速する円安がテーマだ。題して「円安加速 1ドル=100円時代がやってくる」。主要ストラテジスト12人による「2013年為替レート予測」でいくと、年内は円安が続き、だいたい1ドル=100円程度の予測が大方だ。アベノミクスの金融緩和策とシェール革命が後押しするドル高ベクトルは揺るぎなく、このトレンドは確実だろう。