米証券取引委員会(SEC)によるインサイダー取引の調査が行われている米大手ヘッジファンド運用会社SACキャピタルで、元アナリストが、内部情報を得るよう上司から圧力をかけられた、との証言をSECに対して行っていることが、13日WSJの報道でわかった。
同社を巡ってはすでに、マシュー・マート元ポートフォリオマネージャーがインサイダーで逮捕される事態に陥っている、臨床試験の情報を不正に入手し、それに基づいて製薬会社2社の株を購入したというものだ。
今回の報道では、連邦検察官の事情聴取に対して、元アナリストはテクノロジー業界についての内部情報を得るようにと強く、上司からプレッシャーをかけられたのだという。
過去に、創業者スティーブ・コーエン氏の離婚した妻が、インサイダー取引の疑惑について語っていたこともある。