ウクライナのチェルノブイリ原発の敷地内で、4号機の機械室を覆う壁と屋根が崩落したと当局が13日発表した。けが人はなし。
事故は13日午後に起きたもので、崩落したのは幅28メートル、面積600平方メートル分の壁と屋根で、4号機の機械室を覆っている建屋部分。チェルノブイリは、原子炉をコンクリートで覆う、いわゆる「石棺」方式を採用しているが、その一部ではないという。
この事故による線量の変化はなく、けが人もなかったという。積雪が原因ではないか、とされている。
チェルノブイリ原発は現在でも、廃炉に向けた作業が続いている。
チェルノブイリ原発4号機建屋(赤丸部分が崩落した屋根)