米著名投資家ウォーレン・バフェット氏の投資会社バークシャー・ハザウェイと、PE大手3Gキャピタルが、食品大手ハインツを買収することで合意に達したと14日発表した。買収総額は232億ドル(約2兆1000億円)になる。
ハインツの発表によると、ハインツの債務も引き受けることも同意したため買収総額に上乗せして約280億ドルになる見通しだという。買収にあたっては、90日間の平均の23%プレミアムを乗せた額になる。
バフェット氏は「ハインツはハイクオリティに裏打ちされた強く、持続性のあるビジネス。その価値を拡大していくためのパートナーシップを築くことをうれしく思います」とコメントしている。
この発表で株価は、前日比12.02ドル上昇し、1株=72.59ドルとなった。ただし、買収については1株=72.50ドルとしている。
同社については、すでに買収に関する観測も出ており、ここ2年間はジワジワと株価が織り込んで上昇していた。
ハインツは1876年に世界初のケチャップの商業販売に成功し、圧倒的なシェアを誇る。