参院は15日の本会議で、原子力規制委員会の田中俊一委員長の国会同意人事案を、賛成多数で可決した。
同委員会の委員人事は国会同意が必要だが、前の野田政権時に党内でも、消去法的で単なる横滑り人事である感が否めないため反対意見が多く、見送られてきた。
今回は、自民、公明、民主、日本維新の会などの賛成多数で前日の衆院に続いて可決した。
田中委員長は1945年、福島市生まれ、東北大学原子核工学科を卒業後、日本原子力研究所に入所。日本原子力研究所東海研究所長、日本原子力学会会長などを歴任し、07年から原子力委員会委員長代理。