ブランド品、ワインに骨董、芸術作品、はたまた伝書鳩…不動産投資の抑制政策が続く中国では、溢れ出した富豪マネーがこうした品々に向かっている。時に、信じられないような高値を投資するなど、中国富豪の大胆な行動は世界中の人々を驚かせてきた。その中には、あの世界最高額の「ツボ」も含まれている。
当時は過去最高額の63億円
当時63億円の値がついた壺
この落札価格は中国の美術品としては過去最高。「保存状態も完璧で、他に例をみない皇帝ゆかりの美術品」と前評判は良かったものの、過去最高額での落札は、関係者を驚かせた。
ところがこの花瓶、つい最近まで宙に浮いた状態だったのだという。花瓶を落札したのは、中国の不動産大富豪、大連万達集団の王健林(おう けんりん)氏だったが、氏は約束の期間内に一円もお金を出さなかったというのだ。