ハーバライフ株を1400万株購入した、米著名投資家のカール・アイカーン氏が15日、非公開化についての可能性も言及するなどし、今後はアクティビストとして会社側に株の買い取りなど何らかの働きかけを行う可能性が出てきた。
14日にSEC(米証券取引委員会)に提出したファイルで、1400万株、発行済み株式の約13%に上る同社株を保有していることが判明した。
15日に米CNBCに電話で生出演し、購入理由について「アンダーバリューだから買ったんだ」と語った。また、「非公開化することも会社にとってはいい選択だ」と付け加えた。
前回は、10年に渡る遺恨の戦いを続けるビル・アックマンとの電話討論では、「ピー音」でマスキングされるなど歴史に残る醜い激論に。その際にキャスターに質問されても、ハーバライフ株のポジションを最後まで明かすことはなかった。
会社側に何を言うのか注目されるが、この日は具体的なコメントはなし。ただ「わたしがアックマンを好きじゃないことは、みな知っているよ。彼を尊敬していないこともね」と、敵をけなすことは忘れなかった。