「株はピークアウトした」ファバー氏

 タイ在住の著名投資家マーク・ファバー氏が21日、現在の株式市場について「ピークアウトした」と語った。CNBCに出演し語った。

 ファバー氏は、1987年のNY株式市場の大暴落を警告。さらには、日本のバブル市場についても、日経平均8000円まで下がると警告するなど、暴落予想を当てた神通力でも知られている。

 ファバー氏は「株はピークアウトした、これから債券がリバウンドする。長期的なトレンドで見て、今がピークにいるかもしれない」と述べた。

 ファバー氏の現在のアセットアロケーションは、株25%、現金と社債25%、不動産25%、金25%だという。自身の今後の投資方針は語っていないが、株式を売却する可能性もありそうだ。

 NYダウ平均は、1万4000ドルを挟んでの攻防が続いている。2007年10月9日につけた史上最高値1万4164.53ドルが意識されている。

 「今はみなが株式市場に強気になっている。誰もが同様に考えるときこそ、投資家は慎重にならなければならない」とした。

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