愛知県農林公社が民事再生法を申請、負債227億円

 社団法人愛知県農林公社(理事長・後藤政則氏)が21日、名古屋地裁に民事再生法の適用を申請したていたことが、帝国データバンクの調べでわかった。負債は227億円。

 同公社は、1965年設立、2000年に愛知県林業公社が財団法人愛知県農業開発公社を吸収した。

 公社はこれまで担い手農家の育成のために、愛知県と一体になって農地買収を進めてきた。最大で累積で約480ヘクタールの農地を取得したが、民間の金融機関からの借入金を原資とした事業計画であり、金利負担や借り換えが経営を圧迫していたため、合理化のため約470ヘクタールを売却した。

 愛知県が昨年、解散する方針を示していた。

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