TPP参加表明を自民党内に説明へ(安倍首相)

 TPP(環太平洋パートナーシップ協定)で、安倍晋三首相は25日午後の自民党役員会で、会談の内容や経緯などを報告する、と菅官房長官が明かした。党内にも反対派が数多く、調整に手間取る可能性もある。

 菅長官は「総理が一番気にしていた、国民との選挙前の公約である、聖域なき関税撤廃を前提とした交渉には参加しないと言ったとおり。それが、前提ではないことがわかったので、総理自身が状況を整理しながら対応していくのだろう」とした。

 また、首相は午前中には石破幹事長とも会談し、日米首脳会談の中身を伝えたという。

 菅長官は「党内の判断はまだ決めていない。基本的には政府の専権事項なので、党内に交渉の内容を説明して、みなさんに問題も含めて総理から話をするのだろう」とした。

 参加表明のタイイングは5月くらいではないか、ともされるが、党内の調整が終わってからとなる。

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