財務省は25日、政府保有の日本たばこ産業(JT)株の第4次売却を行うことを発表した。売却は、3億3333万3200株を3月11~13日のいずれかの日で行う。勧誘開始は2月26日から。
財務省は市場動向などを見た上での売却を検討していたが、昨年後半は2000円台前半で推移。今年に入ってからは3000円を超える場面もあったが、売却すれば、25日終値(2901円)換算で約9700億円となる見込み。
JTはこの株式の取得を目指し、2500億円程度の自己資金の枠を設定するという。
政府による今後の保有比率については、財政制度等審議会国有財産分科会で、50%超から3分の1保有をするとされ、今後も3分の1以上は保有する方針。