現物資産が人気で取扱量は金1.5倍、プラチナ3.6倍に

 田中貴金属工業は16日、今年上半期のの投資用金地金、プラチナ地金の取扱量を発表し、金地金は昨年同時期の約1.5倍、プラチナ地金は同3.6倍でともに大幅増となったことがわかった。

 同社によると、金地金の6ヵ月間の平均価格は1グラムあたり2845円で、昨年末3ヶ月間(10月~12月)の平均価格の2499円から大きく回復した。中国が準備資産として金を積み増したとの噂もあり、4月から上昇し、6月には今年最高値の3071円
を記録した。また買取量は約42%に減少しているという。

 プラチナ地金は、6ヵ月間の平均価格は3477円。昨年末3カ月間(10月から12月)の平均価格の2789円から大きく回復した。自動車産業の不振から昨年7月以降大幅に下げ、11月には2454円まで下落。しかし、値ごろ感から投資資金が流入し、一転して価格が上昇した。

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