シーズン通じて活躍し「兆り人」に
ちなみに、先に発表されたフォーブス版ではジョージ・ソロス氏が3位に。実質的には昨年10月から始まった日本の「アベノミクス」相場で大儲けし、1000億円近い利益を出したとされる。
年間を通しての印象的な活躍が目立ったサード・ポイントのダニエル・ローブ氏がAR、フォーブスの2つとも10位に入った。遅咲きなのだが、ファンドの運用総額も
1兆円の大台を突破し、「億り人」から「兆り人」に昇格した。
前半戦はどうにもならないヤフーのトップを引きずり降ろし、株価を上げることに成功すると、次いでギリシャ国債、日本関連投資へと振り向けた。年末には、ハーバライフ騒動では、買い方に回り、今年に入ってから見事に売り抜けている。
来年のランキングもはベノミクスを利した投資が功を奏すのか、あるいは、アッと驚く投資があるのか、注目だ。
◆報酬ランキング(フォーブス版)
1 デビッド・テッパー 22億ドル
2 カール・アイカーン 19億ドル
3 スティーブ・コーエン 13億ドル
3 ジェームズ・シモンズ 13億ドル
5 ジョージ・ソロス 11億ドル
6 ケネス・グリフィン 9億ドル
7 レイモンド・ダリオ 8億ドル
8 デビッド・ショー 6.25億ドル
9 レオン・クーパーマン 4.7億ドル
10 ダニエル・ローブ 4.25億ドル