米アップルの定時株主総会が27日、カリフォルニア州クパチーノで行われている。ティム・クックCEO(最高経営責任者)が、グリーンライトキャピタルとの訴訟で下された決定について「愚かな決定だ」と発言している。
米CNBCによると、株主から「アインホーンの訴訟の決定について、愚かだというつもりか」と問われ、クック氏は「いかに裁判所の判断とは言え、愚かな決定だ」と述べたという。
大株主のグリーンライトキャピタルの創業者デビッド・アインホーン氏がNY連邦地裁に提訴していたもので、結果はアップルの優先株についての権限を強化しないことなどについて、同地裁はアインホーン側の主張を認めた。
成長に陰りが見えて株価が下落している中で行われている今年の株主総会は、早くも波乱含みで進行している。