カブトデコムが会社解散を決議、負債5061億円

 カブトデコム28日、臨時株主総会を開催し会社解散を決議したことが、東京商工リサーチの調査でわかった。負債総額は約5061億円(平成24年9月中間会計期間末時点)。

 兜建設で設立された建設工事業者で、昭和63年に現在のカブトデコムに商号変更した。ホテルエイペックス洞爺(現:ザ・ウィンザーホテル洞爺)を建設するなど積極的な展開をしたが、北海道拓殖銀行の支援による成長で債務超過が拡大し、経営を圧迫していった。

 拓銀による不正融資疑惑が浮上。またバブル景気崩壊に伴い、資産のほとんどが不良債権化していった。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる