ソニーは28日、保有不動産の一つ「ソニーシティ大崎」を、Jリートの日本ビルファンド投資法人(60%)と、他の機関投資家(40%)に1111億円で売却したと発表した。今後5年間はソニーが入居するという。
ソニーによると、1100億円の現金を28日に受領し、2012年度第4四半期には、この譲渡にともなう約410億円の譲渡益を営業利益として計上する見込みだという。
事業ポートフォリオの再編や資産の見直しの一環として行われたもの。譲渡資産の内容としては、地上25階建て地下2階、延べ床面積は12万平方メートル。簿価は約440億円で、現在はソニーがオフィスビルとして利用している。
同社はこれまでにも、米NY本社ビルを売却したほか、エムスリー株の一部も売却している。