福島第一が地下水を4月にも海洋放出可能

 東京電力福島復興本社は1日に会見し、 高橋毅・福島第一原発所長は、早くも4月には福島第一原発の原子炉建屋内の地下滞留水の海洋放出を行う可能性があることを示唆した。ただし、関係省庁と周辺住民の同意なくして、放出することはない、とした。

 原子炉建屋内の地下は、毎日のように大量に流入してくるため、汲みあげ、さらに貯蔵タンクを増設しても限界がある。また、地下水の流入を食い止める作業を行っても、効果は30%が限界だという。

 新たに建設中の地下水を吸い上げるバイパスシステムが早ければ4月にも稼働するようになるという。

 また、汚染水処理のため、現在作成中のALPSと呼ばれる核種除去装置を近く稼働させ、これによってトリチムウム以外の放射性物質は検出限界値未満にすることも可能だという。

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