大手流通のJ・フロントリテイリングは4日、大丸ピーコックを展開する子会社「ピーコックストア」をイオンに売却すると発表した。株式100%と債券を合わせて、300億円で譲渡する。
Jフロントは、ピーコックが競争が激化する食品スーパー市場で苦戦しており、ノウハウのある同業他社に譲渡して業績改善を図るために売却。デパートなど大型小売市場に特化していく。
また、イオンにとっては、三大都市圏で82店舗を抱えるピーコックを傘下に収めることで、比較的に弱かった都市部のサービスを強化できる、という点でお互いの思惑が一致した。