バブル期の「銀座不動産王」を8億円の脱税で逮捕

 東京・銀座など全国の繁華街で、貸しビルを展開する不動産業者「丸源グループ」の社長が5日、法人税約8億6000万円を脱税した法人税法違反の疑いで、東京地検特捜部に逮捕された。

 逮捕された社長は、店子から入金されたテナント料を、受け取っていないと偽装して利益を実際よりも低く見せ、2011年までの3年間で約29億円の所得隠していた疑い。

 北九州、博多を拠点に、バブル期前から商業ビルを購入していき、東京へも進出した。最盛期にはハワイに物件を取得するなどしていた。

 この社長は、高額納税者番付のかつては常連であったが、近年はビルの老朽化による競争力の低下や、景気悪化により、テナントの入りも低下。ビル売却を余儀なくされることもあった。

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