1位の松本龍氏は年収8.4億円
衆参両院は先日、国家議員の昨年1年間の所得報告書などを公開した。YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア)は集計しランキングにまとめた結果、ミリオネア議院は1位松本龍衆院議員(民主)の8億4300万円を筆頭に、4位の清水清一朗参院議員(民主)まで4人いることが判明した。
収入の公開対象は本人名義の所得のみで、親族、団体などの名義は含まれていない。議員歳費は約1300万円。数千万円という報酬を得るには、制約がある大臣などの要職に就かずに、関連団体や会社の役員報酬、あるいは不動産や株式の売却益など他に収入源があることが条件となる。{IMG:1176:C:C:IC}
1位の松本氏は、約7億7220万円分が土地と建物の売却益だった。これは父で参院議員の故・松本英一氏から相続したものだという。2位、柳本卓治氏(自民)は株式の売却益が約2億1400万円発生、3位松野頼久氏(民主)は株譲渡と事業収入で約9300万円。4位の清水氏は不動産事業で8700万円の収入があった。5位の増子輝彦氏は土地売却、6位の矢野隆司氏は株式売却でそれぞれ利益を得た。
また、一時的な売却益ではなく、安定的に関連団体の報酬や不動産の賃貸などでランクインした議員もいる。7位、仲村正治氏は不動産収入が約4500万円を占める。8位、堀内光雄氏は富士急行グループオーナー一族出身で同社をはじめ全7社の会長職で、歳費と関連会社報酬を合わせた額が約7200万円を占める。9位、長谷川大紋氏は2社の会長職で、歳費と合わせた額が約6500万円を占めている。