眞鍋かをりさん240万円、佐々木りえさん0円
無給であったものの、自分の仕事の単価を知るにいたる出来事が起きる。佐々木さんは愕然としたそうだ。
HS証券のキャンペーンガールの月額報酬が20万円、それが2年間会社に支給されていたということを関係者から耳にした。また、事務所のファンレターの中に混じっていた日刊ゲンダイでの連載コラムの明細表を見つけてしまう。執筆料が1カ月4万円で、3年間事務所に支払われていた。もちろん、それらは自分自身には1円たりとも入っていない。
佐々木氏によると、事務所所属時約5年間の仕事の拘束時間は合計で約4000時間にも上るという。
同じ事務所にいた元同僚のタレントは「わたしはお金があったために、事務所を卒業する決意を固めることができました。佐々木さんが一切を支給されていないことを私は今まで知りませんでした。なぜ、これほど冷遇されるのかわかりません」と証言している。
また、別の元同僚も「佐々木さんの仕事量を考えると、無報酬というのはありえないこと」と証言している。
事務所の当時の稼ぎ頭である眞鍋かをりさんは別格の月給240万円だが、佐々木さんクラスのタレントならば、少なくとも月額で十数万円はあると見られる。
佐々木氏は途中で、これ以上無給ではやっていけないと思い何度か事務所に話をしようとも考えたようだが、そんなときに事務所を揺るがす大事件が起きる。