佐々木りえ氏「5年間タダ働き」の芸能生活を訴え

私の青春を返して

 平成20年までの3年間で11億円の所得隠しを行ったとして、事務所社長が東京国税局に法人税法違反罪の疑いで東京地検に告発された。眞鍋さんの自宅まで関連先として家宅捜索を受けるなど、波紋は広がった。


小倉優子さん
 その後、眞鍋さんは移籍・独立を求め、事務所と訴訟。後には小倉優子さんまで移籍・独立騒動となるなど、事務所が揺れた。佐々木さんも他の事務所から移籍の誘いも受けていたというが、そうした話も現実しなかったという。

 芸能界とは事務所の力が強く、仕事のギャラ、タレントの給与はブラックボックス。別の芸能プロ社長は「タレントが知らないのをいいことに、契約で決めた取り分よりも事務所が多く取っているところもあります」という。

 それでも、「事務所が売り出しに力を入れてくれるタレントは数えるほどしかいないのが現状です」(同)というほど厳しい現実があるのも事実だ。そうした意味では、佐々木氏は幸せとは言えなくはない。

 「私の空白の青春時代を返してほしいです」と陳述書で訴えた佐々木氏。判決前に、佐々木氏にコメントを求めたところ「今後とも、政治活動を頑張っていきたいと思っ ています」と述べた。自らのツラい経験を政治の世界で活かすことができるか。

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