3年連続世界1位のレストラン「NOMA」で67人食中毒

 世界最高のレストランと称される、デンマークの「NOMA(ノーマ)」で、料理を食べた顧客67人が病気になっていることが8日わかった。

 ノーマは、「2012ワールドベストレストラン(The World’s 50 Best restaurants)」で、ノーマは3年連続で1位に輝いていた。オーナーのレネ・レゼッピさん(36)は、北欧の天才シェフとして若くから頭角を現し、世界でも屈指のシェフに数えられる一人で、エル・ブリなどを経て、25歳でノーマのシェフ頭に就任した。

 保健当局の発表によると、2月12~16日までの間に、同レストランを訪れた顧客が合計78人。そのうちの67人がおう吐、下痢などの症状を訴えたのだという。さらに2月15日には、調理を行っていたシェフの一人も嘔吐、下痢を訴えたという。

 現在までの立ち入り検査で、キッチンの消毒が甘かったこと、お湯が出る蛇口はなく、衛生消毒が十分ではなかったことが判明している。

 当局は今後も定期的に、立ち入り指導を行っていくという。


レネ・レゼッピ氏(公式FBより)

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