「日本人がやった証拠ない」中山成彬氏(衆院予算委)

 衆院予算委員会(8日)で、中山成彬委員(日本維新の会)が慰安婦問題などについて、「日本人が何かやったということは調べても出てこない」と述べた。「ウソも100回言えば本当になると、プロバガンダに励む国民もいることを忘れちゃいけません、国際社会ではダブルスタンダードで生きていけない」として、歴史認識を訴えていく必要性を強く述べた。

 強制連行についても、平成4年の朝日新聞の一面記事「慰安所 軍関与示す資料」を示しながら、中山氏によると、官憲が出した資料は、悪徳業者が募集に関与しているので注意するようにとの通達だとして、朝日新聞は事実の歪曲だとしている。

 さらに、中山氏は「日本の戦前の統治、欧米諸国の植民地主義、略奪を目的としてものと違っていたと思う」と持論を展開。
 
 日本は学校、病院、鉄道、道路などのインフラを朝鮮半島に積極的に作ったことを説明。地下鉄銀座線が開通した1939年の翌40年には京城(ソウル)に、地下鉄を作っている。また、京城帝国大学を、大阪帝国大、名古屋帝国大よりも早く作っている事実などを挙げ「日本が韓国の近代化にいかに熱心であったかがわかる」と述べた。

 また、公立学校が100校しかなかったが4200校まで増やしており、しかも鉄筋コンクリートの校舎で「わたしの小学校は木造のオンボロ校舎でした。本当に内地と同じ統治をしたとご理解いただきたい」とした。

 道議会議員の約8割が日本人ではなく、警察もナンバー2や幹部は現地の人だったとしている。当時の報道を示しながら「警察がしっかり仕事をしていたことがわかるし、日本人が何かやったということは調べても出てこない」とした。

 また委員長に対して「集中審議をお願いしたい。その際には、朝日新聞の関係者にも来ていただきたい」と要請した。

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