坂本龍一氏が仏文化勲章オフィシエを受勲

 音楽家の坂本龍一さんが、フランスの芸術文化勲章オフィシエを受勲したと、エイベックスが17日発表した。

 芸術文化勲章は1957 年に創設され、フランス共和国文化省から与えられた勲章。フランス文化の紹介者、あるいは支援した人が叙勲の対象になる。過去にはアーティストの岡本太郎氏らが受勲した。

 ◆坂本さんのコメント
 「このような素晴らしい勲章をいただいて、この上なく光栄です。オフィシエ(将校)やシュヴァリエ(騎士)といえば十字軍を連想しますが、仮にもしまた十字軍の遠征があれば、モスラムと戦わなければいけないのでしょうか?そんなことは起きないことを望みます。幼少より現在まで、私が一番大きく影響を受けた作曲家はクロード・ドビュッシーです。また、好きな映画監督を一人あげろと言われれば、ジャン・リュック・ゴダールと答えるでしょう。その他にもラヴェル、メシアン、ブーレーズ、ボードレール、ランボー、モネ、セザンヌ、リュミエール兄弟、レヴィ=ストロース、フーコー、ドゥルーズなど、私はフランス文化には数えきれないご恩があります。私の音楽活動を通して、少しでもフランスに恩返しができればと思います。ありがとうございました」


坂本龍一さん(中央)

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる