キプロス政府が預金封鎖で10%徴収

 キプロス政府は、IMF(国際通貨基金)とEUからの金融支援を受けることに合意し、国内の銀行口座の預金封鎖を発表した。

 ニコラス大統領は声明で「我々は1974年以来、最も悲観的な瞬間に生きています。破産状態を受け入れるしかないのです」と現状を述べた。

 「祖国の最善の利益に」として、具体的には10万ユーロ以上の口座については、約10%を、それ未満については、約7%の預金を徴収することになるという。

 キプロスはリーマンショック後は急速に財政が悪化しており、支援を要請していた。株式市場は6割下落し、世界の株式市場では最悪のパフォーマンスとなっていた。

 キプロスは、ロシア、ウクライナなど東欧のタックスヘイブンとして知られており、マネーロンダリングも行われていたともされる。

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