社員を育てるためには立場を変える

第九回 社員を育てるためには立場を変える

 第八回では社員に心から感謝することが大切であり、そのためには社長自身が潤う必要があるとお話ししました。今回は「全てを任せ、会社を去る決断が人を残す」についてです。

全てを任せ、会社を去る決断をする


 中小企業の社長は営業出身者が多く、自分が会社にいなければ会社が潰れるとばかりに存在感を主張している会社がかなりあります。そういった会社の社長に限って、よく右腕が育たないとか、右腕がいないといった事を言うのです。

 しかし、その様な会社では社長にもし何か起きてしまうと本当に潰れてしまいます。そうならないためにも、自分が会社にいなくとも、会社がまわる仕組みを構築していく必要があります。

 つまり3カ月間、会社に出社しなくても全く問題が起きないレベルに持っていくことが大切なのです。正直、このレベルは結構大変です。

 私自身、残念ながらまだこのレベルには達成しておりませんが、それを意識して徐々にその仕組みを作ってきています。

1 2 3 4
よかったらシェアしてね!
目次
閉じる