社員を育てるためには立場を変える

創業社長と発展社長は違う?

 私は、創業社長はどちらかというと、この新規ビジネスの立ち上げが得意な人が多いと感じています。

 アメリカでは創業し、ある程度の規模に会社を成長した後、経営のプロに任せてしまう会社がかなりあるようです。つまり、創業社長は事業家であり、会社の更なる発展させるフェーズの社長とはスキルセットが異なる可能性があるのです。

 もしかすると創業社長は、会社を更なる発展させる仕事よりも、新規事業の立ち上げの方に興味がある人が多いのかもしれません。

 営業という仕事を一つとっても、直販営業、代理店営業、訪販営業、テレアポ営業など様々です。テレアポ営業は不向きだけど、代理店営業は得意というように、営業でも向き不向きがあります。

 つまり、社長にも様々な仕事があり、向き不向きがあってもおかしくはないのです。そういった自己分析を含め、全てを任せていき、新規ビジネスを立ち上げ、この厳しい時代を生き残っていく、それが大切なんだと思います。

 さて、次回は最終回、「これであなたも成功の仲間入り」についてお話をしていきたいと思います。

 ※3月18日に私の書籍、「小さくても儲かる会社がつくれた4つの秘訣」(かんき出版)が出版されました。

 ◆森田健太郎 1967年生まれ、大学院卒業後、KDDIに就職。4年半後、ヘッドハンティングによってマカフィーに転職。2000年にセールス世界一となり最年少部長に昇進。その後、ベンチャー企業の役員を経て06年グリーンツリーを設立。4カ月でCMS業界トップレベルに。現在は美容事業も展開中。

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