「無報酬」か否かが大きな議論を呼ぶことになった。
3日行われた政府のクールジャパン推進会議(議長・稲田朋美クールジャパン戦略担当大臣)の第2回目の会合で、同推進会議のメンバーの一人である作詞家・秋元康氏が、クリエイターに「無報酬」での協力を提案したのだという。
この推進会議の目的自体が、日本独自のサブカルチャーも含めて広い意味での文化を発信して売り込んでいくことで、その戦略を決める会議。仕事としての報酬がない点について、大いに疑問の声が出ている。
過去にも、大阪市天王寺区がポスター制作のデザイナー募集を、1年間の無報酬という条件を提示し、非難の声が大きくなったために、計画を取りやめるという騒動も起きたばかりだ。
ただ、秋元氏がそれをわかっていないわけはなく、あえて炎上狙いで注目を集めるための発言ではないか、と見る向きもある。