米不動産王のドナルド・トランプ氏が、過去に自身がモデルとなった著書の中で明かされている資産が、自身の資産評価よりも3000億円以上低く名誉を傷つけられたとしてフィラデルフィアの連邦裁判所に控訴していた件で、このたび訴えを棄却された。
問題となった著書は「Trump Nation: The Art of Being The Donald」。2006年にワーナービジネスブックから出版された。著者はニューヨーク・タイムズの記者、ティモシー・オブライエン氏。1万7000部が売れた。著書によるとトランプ氏の資産は250億円となっていた。しかし、トランプ氏自身の資産評価は4000億円だった。
裁判所の決定によると、トランプ氏は著書による被害を受けていないということで棄却となった。
「Trump Nation: The Art of Being The Donald」