シンガポール在住の著名投資家ジム・ロジャーズが、このたび行われたシンガポールのコインフェアで北朝鮮の金貨を大量に購入した、と米WSJが伝え、大きな反響を呼んでいる。
ロジャーズ氏は昨年あたりから、北朝鮮、アンゴラなどを新たな投資対象先として、興味を持っている国として挙げており、それを実践した形だ。北朝鮮は韓国と南北統一する、というのが持論で、北朝鮮という国家自体の喪失も視野に入れていた。
WSJによると、コインのフェアには、北朝鮮の金貨が20個以上出品されたそうだが、大部分をロジャーズ氏が購入したのだという。金貨の値段は2015ドルだったそうだ。
そこは投資上手で、金価格よりもプレミアがついているといい、ほぼノーリスクで手に入れたことになる。
もちろん、北朝鮮の金貨自体に、将来的な引き合いがあるのかどうかわからない、というリスクは存在するのだが。