「原発事故は収束していない」黒川清元委員長

 8日の衆院原子力問題調査特別委員会で、東京電力福島第一原発事故を調査した国会事故調査委員会の黒川清・元委員長は「(最近のたび重なる不手際を見て)事故が収束していないことは当然」と述べた。

 3月には、仮説配電盤の中に、野ネズミが入ったことが原因で停電が発生し原子炉の冷却装置がストップ。また、汚染水が漏れるなど相次いで不手際が起きている。

 また、同委員会は、津波を想定内の出来事と捉えたり、東電と規制当局との関係についてトリコと評するなど、結果には一定の評価を与えられている。

 その点について、委員の一人だった野村修也・中央大教授は「なぁなぁの関係が残っているなら、修正していなかくてはならない」と、両者の関係改善を望んだ。

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