金先物相場で33年ぶりの下落幅

 15日のニューヨーク金先物市場は大幅な下げに見舞われ、NY商業取引所の4月限月物は前日比140.40ドル安の1オンス=1360.60ドルで取引を終えた。下げ幅は33年ぶりとなる。

 金の需要国である中国の国内総生産(GDP)が鈍化したこともあり、売り浴びせられた。また、投資家がリスク資産に舵を取っており、NYダウが史上最高値を更新していくのとは対照的な動きとなっている。

 金は、欧米の財政不安やユーロ通貨への不信感から買われ、2011年8月に史上初の1オンス=1900ドルの大台に乗せていた。

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