日経平均は反発し48円高、栄研化学は増配を好感

 19日の東京株式市場は反発し、日経平均株価は前日比48.36円高の1万3268.43円で取引が始まった。東証株価指数(TOPIX)は、同3.70ポイント高の1126.67で始まった。

 18日の米国株式市場は続落し、NYダウ、ナスダックともさえない動きだった。東京市場では、外国為替市場で円が1ドル=98円台で推移していることなどを受け、金融、不動産などを中心に買われてスタートしている。ただし、週末ということや、19日まで開催中の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の行方を見極めたいとの思惑があり、大商いにはつながっていない。

 個別では、栄研化学が本社建設用土地売却による約10億円の特別利益を計上し、連結業績予想の純利益は17億円から24億円に上方修正した。それによる増配が好感されて買われている。

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