アベノミクスの実体経済への波及効果はいかなるものか? 特に地方について、23日の参院予算委員会で話題となり、麻生太郎財務相兼副総理は「実体経済までには及んでいない。大阪あたりでもまだまだで、大阪の北新地あたりでも、夜のウオッチャーによると、『まだまだようなっとらん』といいますね」と答弁した。米長晴信委員(みんな)の質問にこたえたもの。
来年の4月には、景気動向を見ながら消費税を現行の5%から8%に上げることを検討することになっている。
米長委員の地元選挙区・山梨県では、景気上昇の実感がないという声を、委員会に届けると、麻生氏は「山梨まで行くには時間がかかる。地方に行くほど波及効果が薄いものです」と述べた。
また、消費税上げについて、安倍晋三首相は「上げるは来年の4月ですから、景気予測するのは難しい。実感はないわけですから、実感を持っていただけるように、お金が山梨県にも行きわたるように努力してしていきたい」とした。