電通がこのたび発表した、「孫への教育資金贈与非課税制度」についての調査結果を発表し、祖父母の45%が贈与の意向を持っており、その希望額は平均482万円に上ることがわかった。
この制度は、孫に教育資金を贈与した場合、孫が30歳未満なら、1500万円までは贈与税が非課税になるというもの。この調査では、これは、小学生以下の孫がいる祖父母2000人を対象に行った。
制度の認知度としては、86%と高く、52%が「よいと思う」と答えた。さらに45%が贈与の意向を持ち、平均で482万円を贈与する意向だという。
特に祖父にその意向が強く、年収で祖父464万円、祖母236万円ということもあり、贈与平均額でも祖父487万円、祖母476万円となった。1500万円以上の贈与についても、9.7%で同祖母の7.2%を上回るなどした。
用途については、贈与意向のある祖父母では、大学の費用が51.2%、高校の費用32.0%、スポーツ・芸術など18.3%塾・予備校17.6%、留学費用16.2%となった。