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以前は“贈り物”としてブランド品を送る事が多く“公用品”として領収書を発行し、ブランド品を買う事も許されていたが、それはもう昔の話。今では国営の放送局では、贅沢品のCMを流すことさえ禁止されている。
国内で厳しい雰囲気が漂う中国の贅沢品市場だが、海外では“話は別”のようだ。春節期間、海外におけるブランド品消費は、昨年比18%増加、このうち半分がヨーロッパだった。米コンサルティング会社、ベイン&カンパニーは中国人贅沢品消費の60%は海外で行われるとの報告を発表している。
中国人の贅沢品市場は今後も成長するだろうが、それは国内ではなく海外において、ということだろう。