世界最大の債券運用会社パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)の
最高投資責任者ビル・グロース氏は、「債券の時代が4月29日に終わった」との見解を、ツイッター上で述べている。
米時間の5月10日にPIMCOの公式ツイッター上で、「30年に及んだ債券の強気相場は終わった」と述べた。そして、その具体的な日付として、今年の4月29日を挙げている。
グロース氏は3月に入ってから旗艦ファンドのポートフォリオの割合で、米国債の比率を増加させていた。
国債利回りが歴史的な低水準となっていることもあり、先行きについても「ネガティブなリターンになるだろう」としている。
グロース氏は今年に入ってから「リスクを取るには良い時代が到来した」との見解も示しており、投資家の間でよりリスク選好が高まっている背景についても触れていた。
ビル・グロース氏。右はエル・エラリアン氏
(公式ツイッターより)